釧路湿原の花




キタコブシ
 
  モクレン科

高さ20mくらいになる。

農村ではこぶしの花をこよみ代わりにした。地方によっては、この花が咲くのを見て苗代をつくったり、種をまいたりした。

キタコブシはコブシの北方型の変種の1つで全道に分布している。早春に他の花に先駆けて清純な白いキタコブシが咲き出す頃はまだ寒さが残っていて、春を告げる強く感じさせ、迎春花の名もある。まだ木の葉も満足に出ていない頃に咲く、大きく、良い香りのする白い花はとくに鮮やかに目立つ存在である。

花の寿命は10日くらい。
花にも枝にも香りがあり、枯れ枝を燃やしても良い香りがする。

アイヌ民族はこの木をふだん「オマウクシニ」(よいにおいがする木)と呼んでいるが、伝染病が流行した時は良い匂いに惹かれて病魔もやってくると信じ、それを避けるため、わざとオッケニ(屁たれ木)と呼んだそうです。
また、アイヌ民族はこの皮を煎じてお茶の代わりや風邪をひいた時にクスリとして飲んだそうです。 
 
別保森林公園にて 


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